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■音声センサー
@「音に反応するライト(DEN-L-012)」の音声センサーの部分だけ、抜き出した商品です。
Aコンデンサマイクで拾った音を、オペアンプで増大し、出力してくれます。
この出力部分に、別売りの「DCモーター出力回路(DEN-L-048)」を接続すると、音に反応してDCモーターを回転させることが出来ます。
また、別売りの「実験用アンプ(DEN-L-045)」を接続すると、マイクになります。
B本キットのコンデンサマイクは、感度調整が出来ます。
C音声に反応する○○というような、制御回路を組む際の音声モジュールとしてご利用頂けます。
D出力部は、カップリングコンデンサを経由して出力しています。そのため、0Vを境に、上下に振れる信号がとりだせます。(下に書いてある、オシロスコープの波形が取り出せます)。
E他のキットに接続できるように、プラス端子、マイナス端子、出力端子の3種類の端子がついています。
Fオペアンプなので9Vを分圧し、4.5Vと−4.5Vを作っています(プラスとマイナスの電圧差は、9Vです)。
Gこのままでは電源を入れても、見た目は何の変化もありません。
別途、
「DCモーター出力回路(DEN-L-048)」や「実験用アンプ(DEN-L-045)」やオシロスコープなどに接続して下さい。

¥1,700(税込)
DEN-L-047
全長 W54mm×D84mm×H35mm
(テイシン TB-2ケース)
【電子キット製】
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電源は9V(別売り)の乾電池です。
抵抗で分圧し、4.5V、0V、−4.5Vを作って、オペアンプの電源としています。 |
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プラスピンソケット、マイナスピンソケット、出力端子の3種類を装備。
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NJM4558で増幅。 |
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コンデンサマイクの感度調整付。 |
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コンデンサマイクとスピーカーが近いと、通常のマイクのように「ピー!」と発振しますので、スピーカーと話してご利用下さい。 |
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他のキットへ接続するケーブルは、付属していません。 |
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基板はユニバーサル基板です。 |
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音センサーと呼ぶには、ちょっと大きいですが。
動く仕組みがよく分かります。 |
【音声センサーのしくみ】
コンデンサマイクは、とても小さな音を拾う半導体です。
本キットでは、拾った音をオペアンプで増幅して、出力端子に出力しています。
オペアンプは標準の、NJM4558を使い、反転増幅回路で増幅しています。
最近は、マイコンのアンプ機能やAD変換を使って、ワンチップですべて完了させてしまいますが、ちょっと前までは、音声というアナログ信号を、オペアンプで増幅する作業は、一般的なことでした。
もちろん今でも十分、オペアンプは利用されています。
電子工作で、ちょっと信号を増幅させたい時など、毎回パソコンを使ってプログラミンするのは、結構手間がかかります。
オペアンプなら、ブレッドボードに挿すだけなので、とても簡単です(オペアンプの知識はいりますが)。
【使い方】
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出力端子、マイナス端子を、信号を送りたい機器に接続します。
ここでは、オシロスコープにつないでみます。
プラスの端子は、オシロスコープに電源を供給する必要はない(オシロスコープ自身が100Vコンセントを持っている)ので、使用しません。
一般的に、プラス端子は使わないことが多いと思います。
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A |
接続する際に使ったケーブルは、ブレッドボード用の、ジャンパー線を利用しました。
ご自身で用意して下さい。
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B |
音声が無い状態です。
小さな音も拾っているので、微妙に上下にゆれています。
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C |
「あー!」と、声をだしています。
音声が増幅されて、波形が上下にゆれています。
「あ」の波形って、こういう形なのですね。
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D |
大きな声で、「あー!!!!!」と、叫んでいます。
大きな声になったので、波形は大きくなりましたが、本キットのNJM4558の増幅能力を超えたために、上側が切れています。
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【工作について】
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ユニバーサル基板のため、自由に部品を配置して、構わないのですが、写真のように配置すると、おさまりが良いです。
参考にして下さいね。
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電源は、DC9Vの乾電池1個です。
この9Vで、4.5V、0V、−4.5の
3つの電源を作っています。
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2Pソケットは、9Vと0Vに
それぞれ接続しています。
(4.5Vと−4.5Vともいえます。)
上のピンヘッダが、出力端子です。
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半固定ボリュームで、
コンデンサマイクの感度を調整します。 |
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弱い信号なので、
配線は短くゆるやかにが基本です。
写真のような込み入った配線でも上手く
信号を増幅してくれました。 |
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【他のキットとの接続 例1】
音でDCモータを動かす!
別売りのキット、DCモータ出力回路(DEN−L−048)を使って、音に反応して、DCモーターが回転するようにしてみました。
感度調整が出来るので、テレビのアナウンサーの音でも、DCモーターが反応していました。
もちろん、DCモーターの代わりに、リレーも動かせます!
【他のキットとの接続 例2】
遠く離れた声を聞く(マイクとスピーカー)!
当店の「実験用アンプ(DEN−L−045)」に接続した例です。
コンデンサマイクで拾った音を、スピーカーから鳴らすことが出来ます。
いわゆるマイクとスピーカーです。
実際は、コンデンサマイクは感度が非常に高いので、写真のように接続すると、スピーカーから出てきた
音を拾いさらに増幅、また音を拾いさらに増幅、を繰り返し、「ぴー!!」とハウリングしてしまいます。
実際利用する際は、キット同士を直接接続するのではなく、間にコードを入れ、
10mくらい(一部屋くらい)離してご利用下さい。
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