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■トランジスタのエミッタ接地回路
@トランジスタ最大最強の機能、増幅作用!
Aトランジスタは、非常に小さな信号を、何倍も大きな信号に変換してくれます。
この機能があるがゆえに、電子工作では、非常に多用されています。
しかし使いこなす事もまた難しく、電子回路を学ぶ際の、最初の難関でもあります。
B本キットは、増幅作用の回路を理解することだけに、的を絞ったキットのため、トランジスタの回路設計(周りにある抵抗値の求め方)も、マニュアルにしっかり記載しました。
交流回路やインピーダンスなど、難解なものは使わず、ポイントだけ抜き出しましたので、10分もあれば、読めます。
Cキット自体は、小信号を4.7倍の信号に変える、アンプと言われるものです。
D忙しくて、本を読む時間がない方や、トランジスタの簡単な使い方だけ(増幅作用)を知りたい方に、お勧めです。
E姉妹品の
「トランジスタのスイッチ回路 DEN-L-062」
「トランジスタのコレクタ接地回路 DEN-L-064」
も合わせて作ると、学習効果が高くなります。
F増幅する波形の観測には、信号源とオシロスコープが別途必要です。
 
¥2,140(税込)
DEN-L-063
全長 W54mm×D84mm×H35mm
(テイシン TB-2ケース)
【電子キット製】
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電源は角形 9V アルカリ乾電池 1個(別売り)です。 |
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トランジスタは、2SC1815です。
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プリント基板はなく、ユニバーサル基板です。
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実体配線図付きです。 |
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エミッタ接続回路で、電流帰還バイアス回路です。 |
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波形の観測には、信号源とオシロスコープが、別途必要です。 |
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典型的なエミッタ接地回路です。
バイアスは、電流帰還バイアスといわれるものです。

入力端子2つ、出力端子2つ、接続できるようになっています。
なんで2つあるかというと、入力は「信号源」と「オシロスコープ」用に、
2つ必要だからです。
出力は、「オシロスコープ」用と、予備です。
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【本キットについて】
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トランジスタの増幅作用を、体験できるキットです。
増幅方法も色々ありますが、エミッタ接地回路で、バイアスは電流帰還バイアスといわれるものです。
入力端子に、サイン波のような波形を入力すると、出力端子からサイン波が大きくなって、出てきます。
この観察には、オシロスコープを使います。
↑中央の小さい波形が信号源で、大きい波形が増幅された波形です。
信号源は、ファンクションジェネレーター、当店で販売している「サイン波発振機 移相形発振回路 DEN−L−003」などを、ご利用下さい。
当店で販売している「サイン波発振機 移相形発振回路 DEN−L−003」 のキットを使う場合は、
3つある出力端子のうち、一番波形が大きい、トランジスタ側の端子を使って下さい。
信号源が無い方は、波形が見にくいですが、セラミックイヤフォンでも代用できます。

ファンクションジェネレーター |
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セラミックイヤフォンをつなぎ、耳にいれるジャックに向かって吹くと、
波形がでます。 |
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本キットとの接続方法は、下の写真です。
ピンソケットからでている、オス−オスのジャンパー線は、ご自身でご用意して下さい。
←入力端子と、出力端子
本キットは、勉強的な要素が強いキットなので、マニュアルもぎっしり記載しました。
ポイントを絞って説明しているので、わかり易いと思います。
トランジスタの回路設計で使うような、交流回路やインピーダンスなどは、出てこないマニュアルですので、安心して読んで下さい。
また、本キットで使用した抵抗値の決め方も、詳細に記載しました。
向学意欲が旺盛な、トランジスタの抵抗値の決め方を、知りたい方にもお勧めします。
【補足説明】
「小さな信号を増幅して、何に使うのですか?」
と、質問されることがあります。
ごもっともな質問です。
電子工作では、もっとも分かりやすい使い方は、ラジオです。
ラジオ局から飛び出した、小さな電波をアンテナでキャッチし、増幅してイヤフォンに聞こえるようにします。
他には、センサーから出力された小さな信号を増幅し、色々な回路を通し、最終的にモータやリレーなどを動かすのに利用されます。
センサーというと、センサーから出力された信号で、そのままモータやリレーなどを動かす事が出来るイメージがあります。
実際は、センサーから出力される信号は小さく、信号だけでモータやリレーなどを動かすことは出来ません。
それで、トランジスタや電界効果トランジスタを使い、信号を増幅してから、モータやリレーなどを動かします。
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