トランジスタのエミッタ接地回路(増幅作用)
 
トランジスタのコレクタ接地回路

トランジスタのコレクタ接地回路

■トランジスタのコレクタ接地回路

@トランジスタの出力を強化する、コレクタ接地回路。

Aトランジスタのエミッタ接地回路(DEN-L-063)は、主に電圧を増幅する際に利用されますが、本キットのコレクタ接地回路は、電圧はそのままで、電流を増幅する際に利用します。

Bエミッタ端子が入力電圧に追従するので、別名「エミッタフォロワ」とも呼ばれています。

C本キットのコレクタ接地増幅回路は、A級と呼ばれる増幅回路で、常時、バイアス電圧と電流を与えているため、電力を消費しますが、歪の少ない出力が得られます。

D本キットを使うには別途、信号源(周波数発振機)と、波形を観測するためのオシロスコープが必要です。

信号源(周波数発振機)が無い方は、当店の「オペアンプ 方形波発振回路(DEN-L-006)」を利用して下さい。

オシロスコープが無い方は、波形の観測は出来ませんが、電流が増幅された事を確認できるように、スピーカを付属しましたので、コレクタ接地回路に入れる前と後で、どれだけ電流が増幅されたのか、音として体験することが出来ます。

Eトランジスタの周りに配置した抵抗値の求め方も、マニュアルに記載しましたので、じっくり読んで下さいね。

F姉妹品の
トランジスタのスイッチ回路 DEN-L-062
トランジスタのエミッタ接地回路 DEN-L-063
も合わせて作ると、学習効果が高くなります。


難易度4

¥2,380(税込)

DEN-L-064
全長 W54mm×D84mm×H35mm
(テイシン TB-2ケース)
【電子キット製】

お買い求めはこちらです。

電源は角形 9V アルカリ乾電池 1個(別売り)です。

トランジスタは、2SC1815です。

プリント基板はなく、ユニバーサル基板です。

実体配線図付きです。

コレクタ接地回路で、電流帰還バイアス回路です。

波形の観測には、信号源とオシロスコープが、別途必要です。


トランジスタのコレクタ接地回路
スピーカも付属しているので、音で電流が増幅された事を、
確かめる事が出来ます。  
トランジスタのコレクタ接地回路
入力端子2つ、出力端子2つ、接続できるようになっています。
なんで2つあるかというと、入力は「信号源」と「オシロスコープ」用に、
2つ必要だからです。
出力は、「オシロスコープ」用と、予備です。



【本キットについて】

本キットは、トランジスタのコレクタ接地が、電圧増幅(増幅率1倍で位相が同じ)と、電流増幅の働きがあることを、実験する事が出来るキットです。

信号源は、ファンクションジェネレーターや、当店で販売している「オペアンプ 方形波発振回路(DEN-L-006)」などを、ご自身でご用意して下さい。


ファンクションジェネレーター


●電圧増幅(増幅率1倍で位相が同じ)

電圧増幅を実験する場合は、次のように接続します。

信号源は、ファンクションジェネレーターを使用した時のの例です。



入力端子に、サイン波のような波形を入力すると、出力端子から同じサイン波(増幅率1倍)が出てきます。

この観察には、オシロスコープを使います。

上の波形が信号源で、下の波形が増幅(1倍)された波形です。

位相も同じことが分かります。

 


●電流増幅

電流増幅を実験する場合は、本キット付属のスピーカを用意します。



写真のように、信号源とスピーカを接続します。

信号源は、「オペアンプ 方形波発振回路(DEN-L-006)」を使用した例です。


上の接続ですと、スピーカが出力に接続されているので、大きな音が鳴ります。

下の写真ですと、コレクタ接続の入力前に、スピーカが接続されているので、小さな音が鳴ります。





本キットは、勉強的な要素が強いキットなので、マニュアルもぎっしり記載しました。

ポイントを絞って説明しているので、わかり易いと思います。

トランジスタの回路設計で使うような、交流回路やインピーダンスなどは、出てこないマニュアルですので、安心して読んで下さい。

また、本キットで使用した抵抗値の決め方も、詳細に記載しました。

向学意欲が旺盛な、トランジスタの抵抗値の決め方を、知りたい方にもお勧めします。
 
 

 
 

 
Contents are copyright (c) 2009 MASAKATSU BABA All rights reserved.
This site is best viewed with Internet Exploerer 4.0, Netscape Navigator 4.0 or later
ホームページに関するご意見・ご要望はこちらまで .
 


  1. 無料アクセス解析