■無安定マルチバイブレーター(555タイマIC)
@ 555タイマーICを使った、無安定マルチバイブレータで、電子工作の本にも、ちょくちょく出てくる基本回路です。
A本キット以外にも、無安定マルチバイブレータキット(通常のタイプDEN-L-004 や ロッジクICタイプDEN−L-018 )がありますが、本キットは555を利用しています。
B電源を入れると、発光ダイオードがピコピコ光ります。半固定ボリュームを取り付けているため、光る周期を変えられます。
C555タイマーICや、無安定マルチバイブレータ回路のしくみも記載しましたので、本キットの回路を、ぜひマスターして下さい。
D 「歩く速さを調整できる亀ロボット(DEN-L-013)」 に、この回路が使われています。
¥1,980(税込)
DEN-L-060
全長 W44mm×D69mm×H30mm
(テイシン TB-1ケース)
【電子キット製】
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電源はCR2032 1個(別売り)です。
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LEDは青色です。
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プリント基板はなく、ユニバーサル基板です。
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実体配線図付きです。
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半固定ボリュームで、LEDが点滅する周期を変えられます。
手前の青色LEDが点滅します。
点灯して写っていますが、実際は点滅しています。
【無安定マルチバイブレーター(555タイマIC)について】
555は、昔からあるタイマーICで、いくつか種類があります。
今回使用する555は、低消費電力(1.5V)から動作する、CMOS版の555です。
使い方は色々ありますが、今回は2つの状態をいったりきたりする、無安定マルチバイブレータとして利用します。
555のピン配置や役割は、付属の説明書に記載しましたので、じっくり読んで下さいね。
半固定ボリュームを回転させて、
点滅の周期を変えます。
タイマーIC555の配線は、
空中を使う、すごい配線に
なっていますが、
実体配線図があるので、安心です
。
タイマーIC555を使った、無安定マルチバイブレータのピコピコ光る周期は、式で表すと、次のようになります。
T = 0.693(R1 + 2・R2)C T:周期(秒)、R:抵抗(Ω)、C:コンデンサ(F)
詳しい値等は、付属の説明書を見ていただくとして、本キットの周期を計算すると、次のようになりました。
周期 T(秒) = 0.693(R1 + 2・R2)C = 1.4553秒
およそ、体感どおりの周期でした。
【YouTubeの動画】
半固定ボリュームを回転させることにより、発光ダイオードの周期が変わることが分かります。
最初は速く点滅 → 半固定ボリュームを回転させ、遅く点滅 → 再度、半固定ボリュームを回転させ、速く点滅
VIDEO
YouTubeの動画(33秒)