電源回路(可変レギュレター)
 
電源回路(可変レギュレター)

電源回路(可変レギュレター)

■電源回路(可変レギュレター)

@家庭用のAC100Vから電源を作る、電源回路です。
ボリュームとレベルメータを使い、DC1.5V〜DC12Vの電圧を、出力することができます。

A回路は、可変レギュレター(LM317P)を使い、欲しい電圧を出力しています。

B姉妹品の「電源回路(ツェナーダイオード)DEN-L-067」も合わせて学ぶと、学習効果が高くなります。

C回路設計のやり方を記載しましたので、電源回路を作る際、参考にして下さい。

D感電対策のために、ケースも用意しました。
本キットは、交流100Vを扱うため、感電する恐れがあります。感電には十分注意して下さい。

E金属ケースに、穴開け加工(
φ3mm、φ3.5mm、φ5mm、φ6.5mm、φ8mm、φ8.5mm、φ12.5mm、φ45mm)をする必要があります。 特にφ45mmの穴を空けるのは難しく、ホールソーなどが必要です。

Fレギュレターと放熱板の間に塗る、放熱グリスは、別途、ご用意下さい。

G本キットは勉強用ですので、本キットを使っての、長時間(30分以上)の、大電流(0.5A)の連続使用は、お控え下さい。


難易度5

¥9,980(税込)

DEN-L-068
全長 W120mm×D140mm×H75mm
(タカチ電機工業 CU-13Nケース)
【電子キット製】

お買い求めはこちらです。

 
 
電子工作マガジン


月刊I/Oに
執筆しました

工学社 2017年 2月号の、
「電源回路の仕組み」P70〜P73の記事は、本キットです。
書籍と合わせて、ご覧下さいね。

アマゾンからのご購入はこちらです。


電子工作マガジン


月刊I/Oに
執筆しました

工学社 2017年 3月号の、
「部品の定数計算」P92〜P95の記事は、本キットです。
書籍と合わせて、ご覧下さいね。

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電源に、AC100Vを使用しているので、感電する恐れがあります。制作には、知識ではなく、技量が必要です。技量に自身のない方は、購入をお控え下さい。

トランスを使った、リニア電源です。

可変レギュレターを使い、DC1.5V〜DC12Vの電圧を出力できます。

作った電源が使い易いように、陸式ターミナルを搭載しています。
また、バナナプラグも付属しています。

大きな電流を流すと、12Vの出力電圧が、出力されない場合があります。

電源投入が分かる、ネオンランプ付き。

金属ケースに、穴あけ加工が必要です。

通常、レギュレターの保護に、保護ダイオードを取り付けるのですが、本キットは回路をシンプルにするため、保護ダイオードはつけていません。

本キットのトランスは、容量:6VA、2次側(出力側)の電圧:12V、2次側(出力側)の電流:0.5Aですが、 トランスでも電力を消費するので、出力に、12V 0.5Aは、取り出せません。


電源回路(可変レギュレター)
電圧計を見て、DC1.5V〜DC12Vの直流を、出力できます。



【本キットについて】

←放熱器をつけた、可変レギュレター

本キットは、可変レギュレターを使って、出力電圧を1.5V〜12Vまで、変えて出力できることが特徴です。

可変レギュレターは、LM317Pと言われる、定番の可変レギュレターを使っています。



電源の取り出しは、陸式ターミナル(陸軍式ターミナル)から直接とるか、もしくは、バナナプラグ(片方はクリップ)も付属しているので、とても便利です。

 
陸式(陸軍式)ターミナル
バナナプラグを差し込んだところ。
     
ネオンランプで、電源が投入されているのが、
確認できます。
裏面にはヒューズ(1A 250V用)
を搭載しています。
陸式ターミナルは、このプラスチック同士の間に
ケースをはさみます。
グロメットは、コードの抜け防止です。
ケースに取付る際、硬いので、
無理やり取り付けます。
電圧計で、出力されている
電圧が分かります。
本キットのネオンランプは
抵抗なしで、そのまま100Vに
取り付けられます。
シルクハットのボリューム端子を
回すことで、電圧を決めます 。
バナナプラグの先は、
ワニ口クリップです。


【穴あけ加工について】

本キットは、金属ケースに、穴あけ加工が必要です。

電圧計の穴は、φ45mmもあるので、穴を空けるのに、ホールソーなどが必要です。
( ヤスリで小さい穴をあけて広げても良いのですが、かなり大変です。)

ケース加工は、マニュアルに記載したとおりに、穴をあけて下さい。

マニュアルは原寸大のため、切り取り、ケースに張って、穴をあける位置を決めると簡単です。

穴のあける際は、下の写真も参考にして下さい。

トランスは、ボルトとナットを使い、固定します。

基板は、4箇所で固定させると、放熱器とぶつかるため、3箇所で固定します。

 
内部の様子
上のケースにも、放熱用の
穴φ5mmをあけます
     
 
前面からみた様子。
このように取り付けるための穴を、あけます。
 
裏面からみた様子。
スイッチ、ヒューズボックス、電源ケーブルが
あります。
     
 
φ45mmのホールソーです。
これで、電圧計の穴をあけました。
 
ホールソーは、インパクト
ドライバーに取り付けて使用しました。

 

【本キットの放熱対策について】

レギュレターに入力された電力が、入力電力よりも出力電力のほうが小さい時、その差は熱となって、空気中に放出されます。

そのため、レギュレターはすごく熱くなり、放熱対策が必要です。

本キットでは、レギュレターに放熱器を取り付け、熱が外へ逃げれるように、穴をあけています。

そこで、次の実験をしてみました。



本キットの出力に、10W 10Ωのセメント抵抗を取り付け、セメント抵抗に流れる電流を0.6A、電圧7Vに設定しました。

30分間放置し、セメント抵抗を触ってみると、触れない程、熱くなっています。

L317Pレギュレターもかなり熱くなっていますが、1秒くらいは触れるくらいの熱さになっていました。

また、コンデンサも熱をおびていました。

コンデンサは、電源回路用のタイプで、それなりに温度が上がっても使用できるものを採用しておいたのは、正解でした。

L317Pレギュレターは、データシートに150℃ まで使用できると記載されているので、限界に近い温度のようです(熱電対がないため、温度が測定できませんでした)。

放熱器を取り付け、ケースにも放熱の穴を空けないと、レギュレターが壊れてしまうと思います。


↑放熱器や、放熱のための穴は必須です。

本キットでは、レギュレターが熱を持つため、長時間の最大電流0.5Aを流してのご利用は、控えて下さい。

本キットはAC100Vを、取り扱います。
感電には十分注意して下さい。
本キットの故障またはその使用上生じた
直接または間接の損害につきましては、
一切責任を負いませんので、
十分注意して作成して下さい。


 
 

 
 

 
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