ペルチェ素子


 
を作りたく、ペルチェ素子を使い、0℃を作ってみました。

ペルチェ素子を使えば、簡単に冷たい温度が作れるイメージでしたが、冷却するのに必要な氷水や、電気を大量に使うので、結構取り扱いが難しい素子でした。

ペルチェ素子は、冷たい温度を作るのではなく、片側の面で吸熱した熱を、逆側の面に放熱する、交換器のイメージでした。

発熱は、ペルチェ素子自信も、電気で動くので発熱するので、自身の発熱と吸熱を、もう片側に放熱します。

発熱する側を冷やさないと、ペルチェ素子がドンドン発熱し、最終的に壊れてしまうので、通常はヒートシンクやファンなどを使い、発熱面を冷やします。

冷却が発熱より大きければ、温度は下がっていきますが、いずれ冷却と発熱が拮抗(イコール)し、その温度で保たれます。

逆に、冷却せず発熱だけしていると、温度が上昇し、いずれペルチェ素子の最高温度に到達し、ペルチェ素子が壊れるというわけです。



■使用したペルチェ素子について@


 
ルチェ素子には、極性はありません。

ペルチェ素子から出ている線に、プラスとマイナスをかければ、片側が冷たくなり、逆側が温かくなります。

プラスとマイナスを入れ替えれば、今度は冷たくなっていた面が温かくなり、温かくなっていた面が冷たくなります。

ただ通常は、ややっこしくなるので、リート線は赤黒を使い、決まった電圧をかけ、冷たくなる面と温かくなる面を、決定して使うのが普通です。

動作確認するだけなら、9Vくらいのアルカリ乾電池につなぐだけで、温度を体感できます。

ただし、冷却していないので、すぐに電池のスイッチを切って下さい。



使ったペルチェ素子の仕様は、次の通りです。

購入場所:秋月電子

品名:TES1−12705 I-00484 600円

電源:12V(4V〜16.8V)

電流:最大5A

サイズ:30mm×30mm


■使用したペルチェ素子についてA

仕様は、次の通りです。

購入場所:ヨドバシカメラ

品名:アーテック 008952 TEC1−12706 2290円

電圧:12V(MAX15V)

電力:最大72W(6A)



■氷を作ってみた


 
やすのがかなり大変でした。

冬場の水道水そのままでは、氷が作れるようになるまで、ペルチェ素子が冷えませんでした。

ペルチェの2段重ねや、電圧を上げたりしましたが、結局、氷水で冷やすと、氷が出来るくらいに冷えました。

CPUを冷やすなら、ヒートシンクとファンの組み合わせで問題ありませんが、氷のようにマイナス電圧まで冷やすとなると、氷水が必要でした。

氷が欲しくて、氷水が必要とは、なんだか複雑な気分です。

また、電力もかなり消費します(アルカリ乾電池はほぼ、短絡状態です)。

アルカリ乾電池でペルチェ素子は冷えますが、逆に乾電池が発熱します。


ここでも、冷えるものが欲しいのに、逆に乾電池が発熱すると言う現象がおきました。


■動画

ペルチェ素子を使い、小さな氷を作ってみました。

電源をオフすると、片面の暖かい熱が伝わり、すぐに溶けてしまいます。

(2025年3月4日(火)作成)


 
 

 
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