
Arduino UNO R3は、ネットに接続出来ません。
ネットに接続したい場合は、ETHERNET(イーサーネット)シールドを利用すると、ネットに接続出来ます。
執筆時(2024年6月現在)では、Arduino UNO R4があるので、ETHERNETシールドを利用する機会は少ないと思います。
でも著者のように、使い慣れたArduino UNO R3 を使う場合は、とても頼もしいシールドです。
■ブラウザからArduinoを、Lチカしてみる

今回、Arduino UNO R3を、ネット対応にする為に使用したシールドは、純正品のArduino ETHERNET2 シールドです。
純正品なので、かなり高価です(シールドだけで、¥5720税込もします)。
費用を考えたら、Arduino UNO R4 WiFi を購入したほうが良いです(シールドだけで、Arduino UNO R4が買えます)。
でも今回は、使い慣れた Arduino UNO R3 を使いたいので、Arduino ETHERNET2 シールドを使います。
Arduino ETHERNET2 シールドは、Arduino UNO R3を、イーサーネットに接続する拡張ボードです。
仕様は、次の通りです。
電源:5V
インターフェース:SPI
ネットにつなぐコネクタ:RJ-45コネクタ
通信速度:10MBと100MB
インターフェースIC(ネットにつなぐICのこと):W5500
MicroSDカードスロット搭載
ボードの上に、白、オレンジ、青の端子があります。
それぞれは写真の通り、Arduinoにつながっています。
当たり前ですが、写真のGNDはすべてArduinoのGNDにつながっています。
また、5VはすべてArduinoの5Vにつながっています。





ETHERNET2 シールドを使うには、ハードはArduinoに重ねるだけです。
↑ハードは、重ねるだけです。
ソフトは、かなり大変です。
大事なのは、シールドの裏面にある、Mac Addressです。
プログラムする際、使いますのではがさない用に、注意して下さい。

ETHERNET2 シールドを使うには、ライブラリーが必要です。
使い方により、複数のライブラリーが必要です。
今回は、次の3つのライブラリーをダウンロードし、インストールしました。
SPI.h
Ethernet.h
TextFinder.h
プログラムは、先人のプログラムを修正し、使用しました(プログラムは、先人のものを修正したので、非公開です)。
Macアドレスと、IPアドレスを、自分用に修正しました。
さらに、自分仕様に、プログラムを修正しました。
写真は、SDカードが入っていますが、今回は使用していません。

スマートフォンでONを2回クリックすると、Arduinoの2番端子につながれたLEDが点灯します。
OFFを2回クリックすると、Arduinoの2番端子につながれたLEDが消灯します。
1クリックにしたかったのですが、スマートフォンから操作する場合は2クリックする必要がありました。
パソコンから操作する場合は、1クリックでOKでした。
先人のプログラムは、リアルタイムでA0端子の電圧をブラウザに表示されるようになっていましたが、ブラウザのリフレッシュが必要で、リフレッシュするとLEDのONOFFのデータも、一緒にリフレッシュされる為、予期せぬLEDの点灯や消灯が起こるため、使用していません。
(2024年6月26日(水)作成) |