
↑電子工作の「三種の神器」
電子工作で必要な計測器、オシロスコープ、周波数発生器、カウンターのキットを、アマゾンで購入しました。
電子工作の「三種の神器」が揃ったので、早速組み立て、全部つなげてみました。
■オシロスコープ
Quimat 2.4"TFT デジタル オシロスコープ(組立完成品) 0-200KHz 5mV/Div-20V/Div感度 プローブ付き 9V DC オ シロスコープ Q15001 ¥4299
オシロスコープだけは、ちゃんとしたものが欲しかったので、キットでなく完成品を購入しました。
電源電圧9VDCで、許容8V〜10Vです。
本体は、秋月電子で購入できるDSO150と同じようですが、プローブやACアダプターの有無などが、秋月とアマゾンでは違うようです。
記事を書いている時点では、秋月電子のものはプローブがついているので、秋月電子のほうが良かったです。
アマゾンのものは、ACアダプターがついていますが、振幅の倍率が調整できるプローブのほうがありがたいですからね。
機能はそこそこ、操作は簡単と言った感じです。
ACアダプターだと使い難いので、9Vの乾電池で動くように、バッテリースナップを使用しました。

↑オシロスコープ
■周波数発生器
KKHMF XR2206 信号発生器 高精度 ファンクション信号発生器 DIYキット 正弦/三角/正方形 出力1Hz〜1MHz 周波数振幅調整可能 ¥895
格安商品なので全く期待していませんでしたが、ちゃんと発振します。
電源は、9Vの乾電池(許容9V〜12V)です。
ACアダプターだと使い難いので、9Vの乾電池で動くように、バッテリースナップを取り付けました。
出力はバイアスがかかった、脈流です。交流波形でないので、注意が必要です。
ボリュームは、左が振幅、中が周波数の微調整、右が周波数の粗調整です。
ただ、「左の振幅は反時計回りで大きく、時計回りで小さくなり」、「中と右の周波数は反時計回りで大きく、時計回りで小さくなります」。
普通、「左の振幅は反時計回りで小さく、時計回りで大きくなる」ので、ボリュームの回転方向が逆のため、左の振幅は、使い難いです。
私が作った機体だけなのかもしれませんが、方形波の振幅が調節できず、また8Vppのため、CMOSのICに入力出来ませんでした。
サイン波と三角波の振幅は、最大4Vppの脈流です。
組み立てで注意する点は、ハンダ付けする際、コンデンサを倒さないと、ケースに収まりません。
また、ボリュームが傾いてハンダ付けすると、ケースに当たるので注意して下さい。
アクリルケースは、四隅をネジでしめるようで、底板のアクリルは星型に穴が加工されています。
無理やりネジでタップを切るような仕様ですが、割れてしまいそうなので、φ3mmの穴をあけ、20mmのネジとワッシャ2枚とナットで固定しました。

↑周波数発生器
■カウンター
KK moon 10MHz周波数計 DIYキット AVR 周波数カウンター AVR周波数シェルカウンターシンモメーター 周波数測定 0.000 001Hz解像度 ¥1999
外部電源5V〜12V又は9Vの乾電池で動作する、カウンターです。
ACアダプターだと使い難いので、9Vの乾電池で動くように、バッテリースナップを使用しました。
周波数発生器にカウンターがついていなかったので、必要になるキットです。
「○」のスイッチが周波数(Hz)で、「−」のスイッチは不明ですが、おそらく時間(μs)です。
ある程度の振幅電圧を入力しないと、「−−−−−−−」の表示になります。
組み立てで注意する点は、周波数発生器と同様で、
アクリルケース底板4隅は、星型に穴が加工されています。
そのため、φ3mmの穴をあけ、20mmのネジとワッシャ2枚とナットで固定しました。

■3つを組み合わせてみました!
周波数発生器で小さい信号を作り、カウンターで周波数を測定し、オシロスコープで波形観測してみました。
カウンターにある程度大きな振幅を入れないとカウントされないため、オシロスコープの波形がクリップしてしまいました。
逆にオシロスコープをクリップさせないようにすると、カウンターの表示が「−−−−−−−」になり、表示されませんでした。
3つの測定器を、9Vの乾電池で動かしているので仕方ないのかもしれませんが、測定できず残念でした。
ただ、3つ全部購入しても7193円(税込)なので、一昔前なら10万円以上はしたので、考えられない価格です。
それを考えたら、仕方ないですね。

↑カウンターは表示されていますが、オシロスコープがクリップしています。

↑カウンターは表示されませんが、オシロスコープはクリップしていません。

↑電源がすべて9Vなので、オシロスコープはクリップしやすくなります。
プローブを別に購入するのも、ちょっと気が引けます。
秋月電子のほうが良かったです。

前にご紹介した、部品テスターも同じサイズ感で、三種の神器プラス1として、仲間に加えられそうです。
(2021年5月28日(金)作成)
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