ポップコーンメーカーの回路

UFOキャチャーで、ポップコーンメーカーと言う機械を獲得しました。

トウモロコシを入れ、スイッチを押すと、ポップコーンが自動で出来る機械です。

今回は、この中身を見てみました。


↑ポップコーンメーカー内部、ニクロム線が発熱しています。

分解する前に、普通にポップコーンを作ってみました。

トウモロコシを入れ、スイッチをONして暫くすると、ポップコーンが出来上がりました。

結構回りに飛び散るので、広い場所で作ったほうが良いと思います。

また、はじけないトウモロコシも結構ありました。

作った様子の動画はこちらです。

【普通にポップコーンを作った動画(2分33秒)】



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外箱です。

開けたところ。

 
 
結構飛び散ります。
はじけない豆も、多いです。



ップコーンが普通にできたので、早速分解します。

ポップコーンが出来る仕組みは、ポップコーンが熱しられ、はじけるしくみです。

もう少し詳しく言うと、一番下のファンが回転→その上にあるニクロム線が熱くなる→さらにその上にある釜が熱くなる→釜の中のポップコーンがはじける。

   
釜はニクロム線で熱くなります。

ニクロム線の下でファンが回転し、ポップコーンを飛ばしています。


色々な部品がついていたので、ドライバーやノコギリなどを使い、電子回路の部分だけにしたのが、下の写真です。


↑回路だけにしました。


↑ポップコーンメーカーの回路図

回路は3つの部分で出来ていました。

@電源の部分

ACコード、スイッチ、コンデンサで出来ています。

コンデンサは、 DCモータからのノイズを取ったり、DCモータの電流不足を補うためにあると思われます。

配線材は、ニクロム線の熱で熱くなるため、耐熱がほどこされた配線材です。

   
スイッチです。

コンデンサです。電源を安定します。



A熱くなる部分(ヒータ)

ニクロム線、温度ヒューズ、バイメタルで出来ていました。

ニクロム線は熱くなり、釜を熱くする部品です。

バイメタルは、熱くなりすぎるとたわみ、ニクロム線にAC100Vの電源が供給されるのを防ぎます。

温度ヒューズの実物は初めて見ました。おそらく、ある温度になると切れるヒューズだと思われます。

   
太い線がニクロム線です。
細いバネは違います。

バイメタルと温度ヒューズ。



Bモータの部分

24VのDCモータ、ブリッジダイオード、96Ωのバネで出来ています。

AC100Vを、ブリッジダイオードで全波整流し、直流にしています。

DCモータは24V仕様のため、96オームのバネを使い、電圧と電流を調整していました。

バネの材質は不明です(磁石にはくっつきました)。

熱くなるので、半導体で電圧と電流を制限するには無理があるので、バネを使っていると思われます。

   
24Vのモータ、ブリッジダイオード。

96オームのバネ。



クロム線が熱くなる様子と、バイメタルが動く様子をビデオ撮影しました。

バイメタルが熱くなると、変形するのが分かります。
 


どうでも良いですが、机をこがしました。

金属の下に、木を置いておくべきでした。

 
(2021年4月20日(火)作成)


 
 

 
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