ア ミューズメント部品の、Zガンダムのオブジェが手に入りました。
胸部にLED、頭と胴体にそれぞれステッピングモーター(合計2個)がついています。
今回、このZガンダムが教材として利用出来るのではないかと思い、LEDとステッピングモーターを制御してみました。
制御した動画は、下のとおりです。
↑点灯させたところ
↑暗いと、良い感じで光ります
↑裏側の配線
【動画(1分42秒)】
VIDEO
ス テッピングモータは、2つともユニポーラ型です。
トランジスタを使い動かそうとすると、配線が多くなるため、今回はアマゾンで購入したステッピングモータードライバーを使いました。
このステッピングモータードライバーに使われているICは、トランジスタアレイです。
付属のステッピングモーターは5本なので、プラスが共通に使われているタイプです(青、ピンク、黄、橙は信号線で、赤はプラス)。
信号線にHレベルとLレベルを入力すると、それに合わせてLEDが点灯します。
アマゾンのステッピングモータードライバー:Ren He 5V ステッピングモータ+ 28BYJ-48 ULN2003ドライバーボード セット Arduino用 3個セット
Zガンダムから出ているステッピングモータは、6本線なので、黒と青をプラスにつなぎ、他は信号線として使います。
(青端子→白、ピンク端子→緑、黄端子→黄、橙端子→赤、赤端子→青と黒)
Zガンダムから出ているステッピングモーターの端子は、かなり小さい部類に属する、ZHコネクタです。
当初、自分でコネクタを作ろうとしましたが、あまりに小さくて断念し、秋月電子で購入しました。
秋月電子のZHコネクタ:コネクタ付コード6P(C) (白赤黒青黄緑)
モーターの位置検出に、透過型フォトセンサがついていましたが、内部構造を調べている最中に壊してしまい、今回は使用していません。
そのため透過型フォトセンサを使わず、プログラムで制御します。
電源は、電力を食うステッピングモーターのため、ACアダプターを使用しました。
Zガンダムのステッピングモータは、12Vのようですが、ArduinoやLEDが9Vで動いていたので、9Vにしました。
電流は、ステッピングモーター、Arduino、LEDに供給するため、大きい2.5Aを使います。
ACアダプターは、DIP化するキットを使い、工作を楽にしています。
秋月電子:ブレッドボード用DCジャックDIP化キット(K-05148)
プ ログラムだけで動かすのは面白くないため、焦電センサーも取り付けました。
焦電センサーも、ゼロから回路を作るのは大変なので、終電センサーモジュールを使い、工作を楽にしています。
アマゾンの焦電センサー:
HiLetgoR 3個セット HC-SR501人体赤外線感応モジュール 人体の赤外線の感応器
赤外線の動きに反応する
焦電センサーモジュール
焦電センサーは入力回路なので、
ArduinoのAポートに取り付けています。
制 御回路はArduinoを使いました。
もったいないですが、プログラムの変更がありそうなので、Arduinoブートローダー入りICを使用せず、Arduinoをそのまま使っています。
プログラムは、Arduinoのステッピングモーターライブラリーを使いました。
もったいないですが
Arduinoをそのまま使用しています。
Arduinoの電源も、ACアダプターから取っています。
今 回は、ほとんど、モジュールやライブラリーの組み合わせのため、すんなり工作が出来ました。
また、Arduinoをそのまま使用すると言う、大盤振る舞いをしたため、電子回路の工作が、本当に楽でした。
それでも配線が、複雑になっています。
もしもすべて作ったら、かなり複雑な工作になり、多くの時間がかかったと思います。
モジュールやライブラリーって、とても便利だと、改めて感じました。
当初目的の、教材利用として利用するには、モジュールを使っても制作工程がながいので、断念しました。
他の用途として、利用できないか検討したいと思います。
(2020年11月29日(日)作成)