有 名なICの一つ、555が発売(1971年に商品化)されてから、約50年たちました。
555の生みの親、ハンス・R・カーメンツンド氏(Hans Camenzind)の命日(2012年8月8日他界)が近づいてきたので、なんとなく555について思いを馳せていました。
ネットで555についてネットサーフィンしていると、ディスクリート部品で555を作る基板やキット、記事(トランジスタ技術 2016年1月号 開発者に捧げぐ!トランジスタ・タイマ「ディスクリート555」)が、ヒットしました。
基板やキットは、意外と売れているようで、基板は完売、キットは在庫が一つだけでした。
そこで在庫一つの、海外製Evil Mad Scientistから販売されている、555のキットを購入し、組み立ててみました。
このキットは、抵抗とトランジスタのディスクリート部品を使い、555を作るキットです。
ICが、トランジスタや抵抗で出来ている事が分かるので、教材として利用できそうです。
大きさは、約縦9cm×横13cm×高さ5cmくらいあります。
基板表面の記載では、4つのブロックからなりたっています。
写真左から、次の通りです。
スレッショルド コンパレーター回路 (THRESHOLD COMPARATOR)
トリガー コンパレーター回路
(TRIGGER COMPARATOR)
フリップフロップ 回路 (FLIP FLOP)
出力回路 (OUT)
組立は、普通のキットと同じで、約1時間くらいで作り終えました。
端子部分は飾りで、実験するにはターミナルを使います。
作り終えたので、定番回路の無安定マルチバイブレーターで配線し、実験してみました。
問題なく、LEDがピコピコしてくれます。
当店に来ている、小学生の生徒さんは、
ICが、抵抗やトランジスタで出来ている事を知らない
お子さんがほとんどなので、良い教材が手に入りました。
パーツです
説明書は、英語です。
パッケージ表
パッケージ裏
【動画】
作ったキットで、無安定マルチバイブレーター回路を動かしている動画です。
VIDEO
(2020年7月4日(土)作成)