◆回路マーカー

 

路マーカーという商品を、使ってみました。

紙にペンで書くと、書いた線が、配線になるという商品です。

インクの顔料に、銀粒子が含まれているので、導電性が生まれるのですね。


若い人には、目新しさがあると思いますが、実はこのような商品は、昔から市場に出回っては消えを、繰りかえしてきました。

「回路マーカー」は、ここ最近、株式会社関電工の動画で使用され、一躍有名になった商品です。

この動画がすばらしく、芸術品なので、見たことがない方は、「光を灯す/future with bright lights」で、YouTubeの動画をご覧下さい。

動画を見ると、従来品とは格段にパワーアップしている様子です。

早速、使ってみました。


↑回路マーカー


り合えず、豆電球を光らせます。

書き心地は従来品と比べ、かなり書きやすいです。

インクがさっと、乾いてくれます。



豆電球とLEDを、セロテープで貼り付けただけのシンプル回路です。

3Vの電池ボックスを、回路マーカーで書いた線に触れてみると、光りません!!!

あれー!!!

確かめても、光りません!!!

もしかして、線自身に、抵抗のようなものがあるのでは?と思い、電池ボックスを、豆電球やLEDに近づけて見ると、うっすら光ります。

どうやら、線自体に抵抗のようなものがあるようです。

LEDは反応が良いので、電池ボックスから離れていても、比較的点灯しやすいですが、豆電球は、近くというよりも、めちゃくちゃ近くに電池ボックスを近づけないと、点灯しませんでした。

回路マーカーは、線自身に抵抗のようなものをもっていて、負荷(LEDや豆電球のように、動かしたいもの)を選ぶようです。


路マーカーの特徴がなんとなく分かったので、作品を作ってみます。

動画のように、回路マーカーと折り紙を駆使した作品は、とても作れませんので、かなり見劣りしますが、電子キットの文字を光らせることにしました。




電池ボックスを右上に置き、折り紙のように折ると、スイッチになります。

紙は、専用紙を使いました。

普通のコピー用紙よりも、インクののりが良かったです。


回路マーカーの専用紙


使用した感想は、従来品よりも、格段に使いやすくなっています。

アートとしてつかうには、良いかもしれませんね。

でも当店のように、色々な半導体をセロテープでつけて、工作するにはちょっと無理があるようです。

現在は配線だけですが、この銀粒子で、抵抗やトランジスタのような半導体が作れれば、電子回路が印刷で作れる時代になるかもしれませんね。

 


 

 
 

 
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