◆光センサーの使い方


 

センサーという部品があります。

光に反応するセンサーです。

もう少し具体的に言うと、「CdSセル」や「フォトICダイオード」や「フォトトランジスタ」などの半導体部品のことです。

これら3種類の半導体は、いづれも光に反応してくれます。



dS(硫化カドミウム)セルは、 昔から電子工作では良く使われている光センサーで、光の強さに応じて電気抵抗が変わります。

←これが、Cdsセルです。

明るい場所では抵抗値が低くなり、電流が流れ易くなります。

一方、暗い場所では、抵抗値が高くなり、電流が流れにくくなります。

このように書籍には書いてあるので、本当になるか実験してみます。

次のように、配線します。



  電池(+) → LED → Cdsセル → 電池(−)


書籍の解釈どおり言えば、

  明るいところでは抵抗値が低いため、LEDが光り、

  暗いところでは抵抗値が高くなるため、LEDが消える。

ように予測できます。


しかし実際は、残念ながらそうはなりません。

実際やって見ると分かるのですが、明るいところではLEDが光り、暗いところでもLEDが光っています。

しかも、光っていると言っても、うっすらぼんやりとしている、光りかたです。

 ←うっすらぼんやり光っています。


(LEDによっては、明るいところでもLEDは消えていて、暗いところでもLEDが消えているものもあります。)




れは、Cdsセルは、確かに光に反応して電流の流れる量が変わるのですが、電流の流れる量が変わると言っても微々たるものなので、うっすらぼんやりとしか、光りません。

光センサーだけでなく、音を拾う事が出来るコンデンサマイクなど、一般的にセンサーと言われているものは、感知すると微弱な電流を出力します。

そのため、微弱な電流を、そのまま LED、モータ、リレーなどに直接つないでも、動かす(かっこよく言うと、ドライブすると言います。)ことは出来ません。


そこでセンサを使って、LED、モータ、リレーなどを動かす際は、センサーが出力した電流を、トランジスタなどを利用して増幅し、動かします。


光センサーをつないだけど反応が無い場合は、センサーから出力された信号を、トランジスタなどを使い、増幅させて見て下さいね!




平成23年12月17日  ( 1957年の同月同日に、上野動物園内に、日本初のモノレールが開業しました。 )


 

 
 

 
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