◆千石電商のガイガーカウンターキット CK1026 を組み立てました。

 



「千石電商のガイガーカウンターキット CK1026」 ※手を加えてあります。 


葉原の千石電子電商で、ガイガーカウンターキット CK1026 が、販売されていました。

電子キット屋としては、体がうずきます。


販売価格は14800円と、とても高価でしたが、早速購入して組み立ててみました。

キットには、万歩計が入っていて、配線することになっていましたが、

あまり見栄えが良くないので、取り付けませんでした。



制作は、GM管を支えるため、すずめっき線で、直径16mmくらいの支えをつくるのですが、

直径16mmが無く、最終的にワイヤーシェルフの足が16mmだったので、

その足を使って、支えを作りました。


ケース加工は、我が電子キット風に仕上げるため、テイシンの基板とケースを使って、黒く仕上げました。

GM管の固定は、得意のホットボンドで固定。

ドリルの穴あけ作業などは、いっさいやりません。

それで、説明書の実体配線図を完全に無視し、半田付けしていきます。

小一時間。

完成!



半田付け良し、配線よし!

緊張の一瞬の、 スイッチON!!!!!

ピッ!ピッ!

あっさり、作動しました。

ちょっと拍子抜けするほど、簡単に制作できました。


れから、早速測定してみます。(2011年7月3日に測定)

とりあえず測定場所は、家の中の、自分の机の上。

万歩計をつけなかったので、自分で数えます。

携帯電話のストップウォッチ、作動開始!



ピッ!ピッ!ピッ!

1回、2回、3回。


ピッ!

4回。


ピッ!ピッ!

5回、6回。


1分間、数えます。

22回です。

これを、22CPM と言うらしいです (CPM:毎分のガイガー計測値)。



説明書によると、CPMをμSV/hに換算するには、0.00833の係数をかけるとのこと。
(セシウム137での換算だそうです。)

22回 × 0.00833 = 0.18326μSV/h

政府が公開している放射線レベル(2011年6月7日 千葉県習志野市)は、0.12μSV/hなので、

ほぼ同様の値をしめしています。

結構使えるキットかもしれません。



24時間にすると、

0.18326μSV/h × 24時間 = 4.39824μSV

1年で、

4.39824μSV × 365日 = 1605.3576μSV = 1.6053576mSV ≒ 1.6mSV



人が1年間で被爆しても良い量が、10mSV。
(情報源によっては、50mSVでも良いとされていたりして、ここらへんは結構あやふやです。)

さらに、

大気などの自然界から 1.5mSV/年間

食物から          0.8mSV/年間

被爆しているそうで、

今回測定した結果は、大気などの自然界からの1.5mSV/年間とほぼ同様で、

10mSV − 1.6mSV − 0.8mSV  = 7.6mSV

まだ、7.6mSVの余裕があります。


ちょっと一安心です。


れでは、外ではどうでしょか。

ベランダで測定してみました。


同じように測定してみると、33回、音が鳴りました。

CPMで言えば、33CPM。

計算すると、

33CPM × 0.00833 = 0.27489 μSV

なので、政府の公表値と比べて、約2倍高いです。



でも、 機器の校正や、精度などを考えると、このくらいの精度かもしれませんね。

また、GM管が太陽光にも反応している感じもしました。



このキットは、値を計測するといよりは、通常時は33回と覚えておいて、異常があったら回数が増えるといった使い方をした方が、良いように感じました。



平成23年7月3日  ( 1985年 映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」がアメリカで公開されました。 )


 

 
 

 
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