回路の設計もよし。
ブレッドボードでの確認もよし。
半田付けの、組立もよし。
でも、どういうわけか、動かない。
いくら考えても分からない。
頭を冷やすために、数日おいて取り掛かっても、上手く動きません。
こういうことって、電子工作にはあります。
おうおうにして、ものすごく簡単な原因で動かないことがあります。
覚えている中では、次のような項目です。
電池の残量が少なかったパターン。
これって、結構あります。
3Vの電池が、2Vに下がっていたら、回路そのものが動かないので、簡単に気が付きます。
しかし、2.9Vくらいだったりすると、回路は動きますが、まさか0.1V足りないだけで、 ノイズをひろったりすることがあります。
こんな場合には、安定化電源を利用したり、新しい電池を使ったりすると、あっさり直ります。
また、電池関係では、電池ボックスの、接触不良などもありました。
既製品の電池ボックスを使っているので、すっかり安心していたら、スイッチの部分が経年劣化していたこともありました。
他には、ジャンパー線が切れていたパターンです。
ブレッドボードの実験をしている時に多いのですが、接続したり、外したりしているうちに、すっかりジャンパー線がよれてしまって、切れていたこともありました。
見た目には、被服で覆われているので見えず、かなり時間を取られた経験があります。
部品の知識が不足していて、間違った使い方をしていたパターン。
例えば、ラジオで使う、バリコンがあります。
極性もなく、自由に使っていたら、同じ部品なのに、ノイズを拾うことがありました。
ダイヤルをとめるネジを触ると、どういうわけかノイズを拾います。
よく調べて見ると、バリコンの中には、極性をもつものがあり、ダイヤルをとめるネジが、マイナスに端子につながっているものが、あることが分かりました。
極性のあるバリコンでは、ちゃんと極性どおり使用しないと、ねじに触れるたびに、ノイズを拾うそうです。
知らなかったため、回路が悪いと思い、かなりの時間を取られた経験があります。
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