◆回路図の読み方

 

回路図の読み方は、本やインターネットに、沢山の有益な情報が溢れています。

ここでは、電源の記号は○○、抵抗の記号は○○という様に、細かい説明は致しません。

ご興味がおありでしたら、インターネットで 「回路図 読み方」 と検索すると、沢山でてきますので、そちらをご閲覧下さい。




こでは、細かい説明でなく、初心者が回路図を見る上で役に立つ、大きな見方をご説明致します。

回路図を見る前に、回路図も2つの書き方があります。

弊社が販売している電子キットのような、「実体配線図に近い回路図」、もう1つが、「論理的に書かれた回路図」です。

「論理的に書かれた回路図」は、数年後に読み返しても分かり易いのですが、初心者にはちょっとトッツキ難い回路図です。

「実体配線図に近い回路図」は、実際の部品が記載されているため、初心者には分かり易い特徴がありますが、配線がクロスしていたり、なぜコンデンサーがついているかなど、わかり難い点もあります。

しかし初心者が制作する回路の多くは、複雑な回路でないことが多く、大抵「実体配線図に近い回路図」で描かれていることが多いです。

このことを利用して、初心者のうちは「論理的に書かれた回路図」の作品は控え、「実体配線図に近い回路図」で書かれた作品を作ったほうが、最後まで作りきる事ができると思います。



「実体配線図に近い回路図」


「論理的に書かれた回路図」


体配線図に近い回路図の読み方で、抑えて頂きたいポイントは3つです。
(論理的に書かれた回路図では、当てはまらないことがあります)

1つ目は、「上がプラス、下がマイナス」で書かれています。

中には、そのように書かれていないものもありますが、基本は上がプラスで、下がマイナスです。


2つ目は、「電流は左から右へ流れる」です。

電流の流れにそって、回路図を見ていくと見やすいのですが、そこで疑問になるのが電流の出発地点です。

その場合は、回路図の左上から見たり、電源のプラス側から回路を追っていくと、見やすいことが多いです。

ただこれも、回路によってまちまちなので、1つの目安にして下さいね。


3つ目は、「ブロック(機能)単位」で書かれている。

ブロック単位とは何かと言うと、複雑な回路図でも結局は、

「電源部」 「画面に表示させる部分」 「記憶する部分」

などのように、機能をブロック化して開発し、それをつなぎ合わせて出来ています。



漠然と回路全体を見ると、とても複雑ですが、一つのブロック毎に見ていくと、基本回路の組み合わせでできている事に気が付きます。(プログラミングで言う、モジュールを組み合わせたものです。)

最近では、ICに沢山の機能を盛り込ませているため、ブロックも見づらくなってしまいましたが。

初心者のうちは、どこまでが1つのブロックなのか分からないため、まずはこのブロックである、基本回路を理屈でなく、体で覚える必要があります。

ちなみに、この基本回路を販売しているのが、弊社の電子キットです。(少し宣伝です。エヘ。)



今回は、抽象的な話になってしまいましたが、回路図を読む上で、必要なことなので、ぜひ理解して下さいね。




平成22年6月28日   ( 雨の得異日 : 東京では53%の確率で雨が降るそうです。 )


 

 
 

 
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