◆古代にもどる電子学(電子回路の、勉強の仕方 PART2)

 

子回路の勉強の仕方 PART2です。

電子工作を やっていると、初心者の頃は、ほとんどが分からない事だらけです。

でも、本やインターネットをくしして、頑張って勉強すると、神はいるもので、

分からないなりに分かってきます。

しかし、ここで落とし穴があります。

勉強することは本当に良いことですが、あまり深く勉強すると、時間ばかりかかってしまいます。


えば、「コンデンサは交流は流すけど、直流は流さない。」があります。

このままの理解でも、電子工作の設計はできます。

しかし、「何でコンデンサは交流は流すけど、直流は流さないのか?」と、

理論を考えてしまうと、次のような感じに調べる必要がでてきます。


「何でコンデンサは交流は流すけど、直流は流さないのか?」

                ↓

「コンデンサの構造は2枚の金属の板が平行に配置されていて、

片方にプラスが、もう片方にマイナス電子がたまるため、

たまってしまうともう電子が動けなくなるから。」

                ↓

「電子がたまるけど、実際はプラス電子などはなく、マイナス電子の逆の流れが電流だから・・・」


などと、どんどん古代(古代はいいすぎですが)に、タイムスリップしてしまいます。

電子工作を楽しむだけなら、「なんで?」も大切ですが、

ある程度、暗記も必要の場合もあります。



えば、「マルチバイブレーター」と呼ばれる、昔、信号機や車のウインカーなどに利用されて

いた、ライトがピコピコ光る回路があります。

本キットでも販売しており((DEN-L-004) ピコピコ光るライト(マルチバイブレータ) を作ろう! )

回路は簡単です。

でも、電子の流れは結構複雑です。

回路は簡単なので、ライトをピコピコ光らせたい場合、良くつかうのですが、

使うたびに、このトランジスタはこう、こちらのトランジスタはこうなどと理解して、使用してはいません。

マルチバイブレーターの回路全体は、「ピコピコ光らせるもの!」として使用しています。

だから、理論を教える場合は、あわててアンチョコを見て、説明したりしています。


心者のうちは、電子回路の理論を追求するのも大切ですが、

追求しすぎると、一向に成果物ができませんので、注意してくださいね。

理論よりも、

「ピコピコ光らせるには、マルチバイブレーター。」

「音をひろうには、コンデンサマイクでこのようにつなぐ。」


など、この用途には、この回路を使うというように、回路の引き出しを増やすと良いようです。

勿論、理論を追求しないで、回路だけ暗記しても駄目なのは、言うまでもありません。


理論の追求のバランスが大切なのですね。


ある程度追求して、分からなければ次へいく柔軟さがとても大切です。


ある意味、学校の期末試験の勉強方法と同じかな?


れから、理論の追求もそうですが、「何をつくりたいのか!」 かが、

非常に重要で、私など、すぐに何をつくりたいかを忘れてしまい、理論ばかり追求して、

手を動かすことを忘れ、作った気になってしまいます。

実際、手を動かして作らないと分からないことが多く

回路図だけで分からないこと、例えば

部品の手配の仕方、ノイズ対策、配線の仕方、きょうたいの入れ方、道具の使い方、安定性

などなど、色々な技術が必要です。

具現化するということは、本当に難しいですね。






平成21年10月02日   (豆腐の日です。10=とう 2=ふ)


 

 
 

 
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