電子回路がいくらたっても分からない!
と言った、お話を良く聞きますが、これは、学んでいる人が悪いのではなく、学び方が悪いことがほとんどです。
初めから、高等学校で習う、計算式や理論から入って、電子回路を理解できる人はごく少数でしょう。
(理解できたあなたは、電子回路に選ばれし者です!)
日本語を身につけた時と同じように考えます。
お母さんが子供に教えるように
「水、牛乳、車、お母さん、お父さん、猫、暖かい、明るい、太陽」
「好き、欲しい、面白い、欲しい、眠い」
など、簡単な物の名前から始まり、簡単な動詞を教えて、言葉になれさせます。
(生まれながら、学ばせ方を知っている母親って、ある意味すごい!)
電子回路も同じで、本から入るのも良いですが、はじめは電子部品になれることが大切です。
地方の方は、かなり厳しいですが、
「電子部品に、どんな種類があるか、実際に電気の町(秋葉原、大阪)などに言って購入します。
それも何十回も!!
」
着いたら、何に使うか分からないけど、とにかく安いものから、購入してみましょう。
中には、悪気は全くないんでしょうけど、腹がたつ店員もいたりして、社会勉強にもなると思います。
そのうち、このエリアにお店があり、このお店には、こういった部品もあることが、分かるようになると思います。
また、買ったのは良いけど、その部品の特性が分からないため、データシートが欲しくなって、その場合はどこの店は、データシート付きで売っているなー などと、経験がつきます。
ネットで探すと、お店の情報があり、答えが載っていますので、ある程度、めぼしをつけて、自分で
「
足、汗、お金、時間、良い経験、失敗の経験、等」
をかけて欲しいと思います。
きっと、きっと、良い経験になりますし、人は自分の経験からしか、知識は身に付かないですから。
電子部品が増えてくると、その管理が必要になってきます。
この部品は、電源のグループ。
この部品は、ダイオードのグループ。
この部品は、スイッチのグループ。
ここまで部品が増えてくると、コレクションとしての趣味として、目覚める人も少なくありません。
(意外とコレクター、多いんですよ。これで、お店も儲かっているのですが。)
それから、100円ショップへ行って、入れ物を購入しましょう。
袋で管理したり、ケースで管理したり、人によって千差万別です。
眺めているだけで、興味が沸いてきます。
当然、部品がそろってくると、何かを作ってみたくなります。
その話は、またの機会に。
平成21年7月6日
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