
↑左上から@ABCで、左下からDEFGです。
秋月電子で購入出来る、USBシリアル変換モジュールを比べてみました。
USBシリアル変換モジュールは、電子回路とパソコンをつなぐ為に利用します。
結論から先に言うと、
定番のFT232Rがお勧めです。
電子回路側はUART接続、パソコン側はUSB接続です。
電子回路側はUARTなので、マイコンのTXやRX端子につなぎ、シリアル通信のコマンド(ArduinoならSerial.print)で通信します。
パソコン側は、USBシリアル変換モジュールのドライバーをインストールし、テラタームのような通信ソフトで接続し、シリアル通信します。
色々なUSBシリアル変換モジュールがあり、当初はどれも同じだろうと思っていたのですが、予想以上に違い、びっくりしました。
購入したのは次の8個で、筆者のパソコンで試した一口コメントを記します。
@M-08461
FT234X 超小型USBシリアル変換モジュール \600
× ドライバー不用。出力TxDが3.3Vなので、5VのArduinoを主戦場にしている私にとって使い難いです。
AK-14652 FT234X+ADuM121N使用絶縁USBシリアル変換モジュール \980
○ ドライバー不用。入力及び出力とも5V。Vcc電源(DC1.8V〜5V)が必要。
BM-11007
FT−232RQ USBシリアル変換モジュール \1150
○○ ドライバー不用。電圧は、入力、出力とも、ディプスイッチで切り替えられる。高価。
CK-14993
USBシリアル変換モジュール CP2102使用 (microB) \540
× ドライバー不用。マニュアルなし。RxとTxの電圧が不明。端子の向きがブレッドボードに取り付けにくい。
DK-06894
FT231X USBシリアル変換モジュール \750
× デバイスがパソコンに認識されない。→デバイスマネージャーで、「不明なUSBデバイス(デバイス記述要求の失敗)」と表示される。
EK-14745
CH340E USBシリアル変換モジュール Type−C \480
× USBコネクタTypeC(USB2)なので、使いません。
FK-01977
FT232RL USBシリアル変換モジュール \950
○○○ ドライバー不用。USBミニB端子(miniB)。TTL(CMOS)レベルの変換。完成品。コンフィグ設計で、I/Oが使える。電源はパソコンから供給される。お勧め!
GI-13069 USB⇔シリアル変換IC MCP2221A−I/P \210
○モジュールになっていないので、ICの端子が分かりやすい。授業に使えそう。Vusbから電源をもらうので、レギュレター不用。デフォルトで使える。USBのコネクタが必要。安価。お勧め!
【実験に使った回路】
Arduinoブートローダからハードウェアシリアル通信Txで、abcdeをパソコンへ送信する回路です。
パソコン側は、テラタームでabcdeを表示させてみました。


|