■リング発振回路

@学校の実習授業で習ったことがある、発振回路の1つ、リング発振回路(リングオシレータ)です。
本当に発振するかどうか、実際に作ってみました!

Aリング発振回路は、デジタルで作る発振回路で、インバータをリング状に接続して発振させることから、リング発振回路と呼ばれています。

B本キットでは、たった 1個 のインバータのデジタルICを使って回路を作るため、非常にシンプルです。

Cオシロスコープの使い方の、教材として使われたりもします。

D光ったり、音がなったりしないため、オシロスコープやカウンターなどの測定機器がないと、発振しているかどうか、確認することができないので、ご注意下さい。



¥1,680(税込)

DEN-L-029
全長 W44mm×D69mm×H30mm
(テイシン TB-1ケース)
【電子キット製】

お買い求めはこちらです。

 

回路も非常にシンプルなため、壊れてもご自分で修理できたり、拡張できると思います。
ご使用は、自己責任でお願い致します。
基板はユニバーサル基板です。

電源は、直流プラス3V (ボタン電池 CR2032) で、別途用意して下さい。






【リンク発振回路とは】

NOT回路を奇数個、リング状につなぐと発振します。

リング状になっているので、リング発振回路といいます。



図 1 リング発振回路


発振するしくみは、デジタル回路の動きを利用して、各入出力が、  L→H→L→H→L→H のように、永遠に繰り返すことを利用して発振させます。



図 2 リング発振回路の発振するしくみ




【NOT回路とは】

NOT回路とは、別名インバータ(inverter)と呼ばれ、デジタル回路の動きの1つです。
図のように
   「高い電圧のハイレベル(H)が入力されたら、低い電圧のローレベル(L)を出力」し、
   「低い電圧のローレベル(L)が入力されたら、高い電圧のハイレベル(H)を出力」する
働きをする回路のことです。



図 3 NOT回路(インバータ)





【使い方】

@ オシロスコープ用チェック端子(プラス)に、オシロスコープのプラス側のグローブを接続して下さい。
   
A オシロスコープ用チェック端子(マイナス)に、オシロスコープのマイナス側のグローブを、接続して下さい。
   
B スイッチを入れます。
   
C オシロスコープの、縦軸(VOLTS/DIV)つまみと、横軸(TIME/DIV)つまみを適当に回すと、波形が表示され、発振していることが確認できます。
   
D スイッチの切れ忘れには、ご注意して下さいね。
     




【測定してみよう!】

 

オシロスコープは、電圧(縦軸)と時間(横軸)を読み取ることができるので、読み取ってみて下さい。


   
 
 
  <電圧(縦軸)を測定する場合>

  電圧(V)= 振幅(div)× 偏向感度(V/div)なので、

  縦軸の読み取った値が5.3目盛りで、
  レンジが0.2V/DIVなら

  5.3目盛り×0.2V/DIV= 1.06V


   
 
 
  <時間(横軸)を測定する場合>

  時間(s)= 距離(div)× 掃引時間(s/div)なので

  横軸の波形は、同じ波形が連続しているので、
  ピークからピークまでの目盛りを読み取ります。

  横軸の読み取った値が0.3目盛りで、
  レンジが0.2μs/DIVなら

  時間は、0.3目盛り ×0.2μs/DIV=0.06μs

  周波数f(Hz)= 1 ÷ 時間 T(s) なので

  周波数=1/0.06×10のマイナス6乗

       = 16.6M Hz
 
 

 
 

 
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