■リモコンスイッチ
前後タイプ
@ スイッチ1つでモータを、正転・逆転することが出来る、リモコンスイッチです。
Aスイッチの配線だけで実現出来る回路で、昔から良く知られている回路です。
B市販のプラモデルのリモコンにも、良く採用されているので、覚えておいて損の無い回路です。
C模型に利用すれば、前進や後進、又は右向きや左向きなど、操作することができます。
D本キットのトグルスイッチは、中間でOFFになるタイプを利用しているので、動いているモーターを、途中でとめることも可能です。
Eモーターをとめている最中に、トルクはかかりませんので、クレーン模型など、重い荷物をつけている場合は、途中でブレーキがかかるような、機械的な機構(ウォームギヤなど)が必要です。
F電源は、単四乾電池2本のDC3Vなので、マブチモーターなどに最適です。
G負荷になる、モーターは付属していませんので、別途ご用意下さい。
H 下の写真では大きく見えますが、 リモコンボックスの大きさは、幅44mm、幅69mmと、大人の手の上にのるサイズです。
¥1,580(税込)
DEN-L-052
全長 W44mm×D69mm×H30mm
(テイシン TB-1ケース)
【電子キット製】
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電源は単4乾電池2本(別売り)のDC3Vです。
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マブチモーターの、リモコンスイッチとしてご利用下さい。
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負荷のモーターは付属しませんので、別途用意してください。
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ケースに、穴をあける必要があるため、別途、ドリルが必要です。
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ハンダはスイッチに直接ハンダする、空中配線です。
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スイッチは2回路2接点で、前、中、後で、中はOFFの機能があります。
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リモコンコードは約1mです。
前進と後進の、非常にシンプルなリモコンスイッチです。
中間に、OFFがあります。
【リモコンスイッチのしくみ】
スイッチは電気の流れを、ONやOFFする、単純な部品です。
しかしスイッチを沢山用意し、スイッチのつなぎ方を工夫するだけで、複雑な動きを実現することが出来ます。
本キットのスイッチは、スイッチの切り替えの際、中間でOFFになる場所があるので、模型のリモコンスイッチとして最適です。
回路の仕組みは単純で、下の図のようにスイッチの切り替えだけで、モーターを正転、逆転してくれます。
正転・逆転を電気の流れだけで実現、半導体部品は使っていないので、故障しても電気の流れを追うだけで、故障箇所が分かります。
【スイッチの取り付け方について】
写真のように、座金と座金の間に、ケースなど、取り付けたいものをはさみ留めます。
2個の六角ナットを回転させることにより、スイッチの飛び出し高さを調整することが出来ます。
座金の突起は、スイッチが回転しないようにするもので、突起を使用する場合は、突起がついた座金を、突起がケース方向に向くようにし、ケースに突起用の穴を開けて使用します。
突起を利用しない場合は、突起面が、スイッチ本体に向くようにします。
電池ボックスは
ギリギリ入ります。
【使い方<モーターを取り付けた場合>】
@コードの先に、モーターを取り付けます。
Aスイッチを倒すと、モーターが正転します。
Bスイッチを逆側に倒すと、モーターが逆転します。
Cスイッチを中間にすると、モーターの回転が止まります。
※下のバンパイヤーキャットの動画を見たほうが、動きは分かり易いです。
普段はモーターの動きのチェックに使っています。
コートが長いので、短く切っています。
モーターとクリップはご自身で用意して下さい。
【回路の応用例】
ダンボール戦機のバンパイヤーキャットに利用に利用してみました。
ケース・穴の位置・単3電池に変えましたが、回路の配線は、本キットのものと全くおなじです。
スイッチを入れると、バンパイヤーキャットの腕が動きます(モータが正転と逆転します)。
腕を下げたところ。
腕をあげたところ。
好きな場所で止められます。
後ろにモータをしょっています。
白い輪がプーリーです。
このスイッチで腕を
前回転や、後ろ回転を、させます。
後ろ側からの全体像。
(YouTubeの動画 15秒)
ご参考までに、プラモデルの改造は、次のとおりです。
ギヤが内部に組み込めないので、プーリー(白い部分)と呼ばれる、伝達装置を使用しています。
回転速度の早いモータを、ギヤで「低速回転・トルクを大・回転方向変更」をし、プーリーを使って、離れた場所へ動力を送っています。
昔の町工場にあった、機械を動かすベルトと同じ原理です。
バンパイヤーキャットは、腕の部分にシャフトを通して加工、さらに、首、尻尾を加工しています。
モータボックスは、既存のものを、シャフト加工と本体加工をしています。
台座のケースへ、スイッチと単三2本(DC3V)の電源を格納、電池はオモリの役目をしています。
ケース加工後、ハンダ付けとビス止めをしています。