■距離センサでリレーを動かす回路

@ある距離に物体が近づくとリレーが動作する回路です。

A距離センサーは暗闇でも反応するので、応用範囲が広いです。

B距離センサーの感度調整はありませんので、距離センサーの取り付け位置で、感度調整をして下さい。

Cリレーは、2回路C接点で、交流なら1A125V 直流なら2A30Vまで、作動させることができます。

Dリレーの配線を変えることにより、
距離センサに反応すると
  プラスマイナスが逆転するON−ONタイプ
  スイッチが入るOFF−ONタイプ
  スイッチが切れるON−OFFタイプ
など、作ることが出来ます。

E回路全体が小型なので、プラモデルや模型などの工作に最適です。

Fリレーに取り付ける、モータなどの負荷や、負荷の電源は付属していません。

G負荷を簡単に取り付けられるように、ピンソケットがついています。



¥2,720(税込)

DEN-L-051
全長 W54mm×D84mm×H35mm
(テイシン TB-2ケース)
【電子キット製】

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リレーは2回路C接点 交流なら1A125V 直流なら2A30V までです。
距離センサーは、スイッチとして利用しています。
リレーに取り付ける配線により、色々な動きをさせられます。
ご使用は、自己責任でお願い致します。
基板はユニバーサル基板です。

電源は、直流プラス4.5V (乾電池 単4×3本) で、別途用意して下さい。

負荷及び、負荷の電源は、別途用意して下さい。



写真は、ON−ONタイプの仕様です。





【距離センサについて】

本キットの距離センサは、赤外線を照射します。

照射した赤外線は、物体で反射し戻り、距離センサの位置検出器で、入射角に応じた電圧を発生させます。

この電圧の値により、距離が分かります。

本キットでは、距離センサの電圧をスイッチとして利用しています。。

距離センサは、
ロボットの目のようなフォルムをしています。


【リレーの接続について】

本キットのリレーは、2回路C接点といわれるリレーで、リレーの結線を変えることにより負荷に対して、色々な動作をさせることが出来ます。

ここでは、次の3つの接続方法を、ご紹介します。



通常は、モータを正転させ、距離センサーに反応すると、逆転させたい時などに利用します。

逆転させた際、その状況を保持する機能はありません。

そのため、ロボットに取り付けると、その場で前進、後退、前進、後退の繰り返しになります。



通常はモータは止まっていて、距離センサーが反応するとモータが回転しだす回路です。

「いらっしゃいませ!」など、店舗のドアにとりつけたり、車の後ろに取り付け、車をバックする際、衝突防止などに利用できそうです。



通常はモータは回転、何かにぶつかりそうになると、モータが止まる回路です。

実際、ロボットにとりつけると、上手く止まってくれました。

未来の電気自動車に取り付けると、事故防止になるかもしれませんね。





【使い方】

<ON−ONタイプの場合>
通常は、モータが正転していて、距離センサに反応すると、逆転する回路です。

@リレーの負荷(ここではマブチモータとします。)の端子に、負荷を取り付けます。
リレーの電源の端子に、負荷にあった電源(マブチモータは、1.5Vから3Vです。)を取り付けます。



奥がモータ用のソケットで、手前が電源用のソケットです。(ON−ONタイプの場合)

A準備が出来たら、スイッチを入れます。  
     
Cモータが回転します。  
     
D距離センサーに手を近づけます。  
     
Eモータが逆回転します。  

※手を近づける距離は、回路では調節できないので、距離センサを取り付ける位置により、調節して下さい。



【部品について(ON−ONタイプの写真です)】

 

リレー

2Pソケット
 
2回路C接点のリレーです。

負荷が取り付けしやすいように
2Pソケットを取り付けますが、
負荷を直接ハンダ付けしても構いません。


 
 

電界効果トランジスタ
NチャンネルMOS形
エンハンスメント

電界効果トランジスタ(FET)は、NチャンネルのMOS形 エンハンスメントと言われる種類で、一般的な NPN型 トランジスタ と、同じように使うことができます。

FETは、ゲートにマイナス電圧をかけて使うものもありますが、エンハンスメントタイプは、ゲート電圧をマイナス電圧にしなくても動作し、一般的なトランジスタのように、ゲート電圧が高いとドレインからソースへ電流が流れます。

また、ゲート電圧を下げるとドレインからソースへの電流が減り、ゲート電圧を0Vにすれば、ドレインからソースへ電流が流れなくなり、電気スイッチとしても利用できます。

ゲート電圧を0Vより下の、マイナスにしないと、ドレインからソースへ電流を流すことをやめさせられない種類のFETは、電気スイッチとして利用できませんが、本キットで使用しているNチャンネルのエンハンスメントだと、電気スイッチとして利用できます。

本キットも電気スイッチとして利用しています。




【ロボットに利用してみました】

モータとプーリーを使った模型ロボットです。(自作なので、どこにも売ってません。)

スイッチを入れると前進するロボットです。

前進だけだったのですが、センサを取り付けた事により、壁に近づくと後退するようになりました。


 
 
プーリーを使い、前輪、後輪とも動力を得て、
4WDになっています。

上部の距離センサが、
まるでロボットの目のようです。



(YouTubeの動画 20秒)

車の速度が速くて、たまに手にぶつかります。
プーリーの大きさを、調節しないといけませんね。
 
 

 
 

 
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