■ドットマトリクスLED
@スイッチを入れると、「あ い う え お」とアニメーションが表示されます。
A8×8のドットマトリクスLED(縦8個、横8個のLEDがびっしり並んでいます)を制御するキットです。
Bマイコンで、1端子1個のLEDで制御しようとすると、64個の端子が必要になるため、現実的ではありません。
そこで一般的には、ダイナミック点灯と呼ばれる方式を使い、制御します。
Cダイナミック点灯は、一定の周波数でLEDを光らせ、あるLEDを光らせたら、次はこのLEDというように、順番にLEDを光らせていく方式のことを言います。
順番に光らせていくため、マイコン端子の節約になります。
ダイナミック点灯は、複数の7セグメントLEDを制御する際にも利用できる、応用範囲が広い技術なので、ぜひマスターして下さい。
D本キットで使用するマイコンは、PIC16F886マイコンで、PIC16F88の上位品です(ピン端子は28ピンもあります)。
予め、C言語でプログラムが書き込まれていますが、プログラムを変更するには、PICの知識とPICにプログラムを書き込む開発環境が必要です。
¥3,220(税込)
DEN-L-090
全長 W70mm×D107mm×H40mm
(テイシン TB-3ケース)
【電子キット製】
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回路図を見ながら、ユニバーサル基板でハンダ付けします。
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スイッチを入れると、「あ い う え お」と、下から上に向かい、表示されます。
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電源は、角型のアルカリ乾電池 9V 1本です。
乾電池は、別途ご用意下さい。
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プログラムで、好きな文字や絵を表示させることが出来ます。
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配線が非常に多いですが、ブレッドボードで再現することができます。
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プログラミングはC言語です。
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制作時間は120分くらいです。
「あ い う え お」とアニメーションで、表示されているのですが、
上手く撮影できませんでした。
配線が非常に多いです。
回路図を良く見て配線して下さい。
【本キットについて】
本キットは、ダイナミック方式でドットマトリクスLEDを点灯させます。
回路を分かりやすくするために、端子数が多いPIC16F886マイコンを利用しています。
PICの端子とドットマトリクスLEDの端子が、直接つながれているので、プログラミングが楽になっています。
ドットマトリクスLEDを使う時の宿命ですが、配線がとても多くなっています。
でも、液晶ディスプレイのように、ノイズに弱いことはなく、
ブレッドボード上で再現することが出来るので、扱いは比較的簡単です。
ドットマトリクスLEDを使い難くしている要素に、ピン端子の位置にあります。
上がアノード、下がカソードのように、決まっているのではなく、バラバラな配置になっています。
また、ドットマトリクスLEDの種類によっても、ピンの配置が違います。
配線だらけです。
でもブレッドボード上に再現できます。
ピン端子の配置に
規則性はありません。
【プログラムについて】
PIC16F886マイコンは次の環境で、C言語でプログラミング しています。
マイコン開発ソフト : マイクロチップ社のMPLAB IDE v8.60(無料)
HI−TECH ANSI C COMPILER
書き込み環境 : 秋月電子通商のPIC ProgrammerV4
ソースファイル : 090dot.c
hexファイル : 090dot.hex
パソコン環境の調整 : プロジェクトファイルは、ファイル名だけでなくパスも、すべて半角英語(日本語はNG)。
【プログラムのダウンロード】
プログラム等は、こちらからダウンロードして下さい(ZIPファイル 3.72kB)。
ポップアップブロックされて、ダウンロードが始まらない場合は、CTRLキーを押しながら、クリックして下さい。
ダウンロードする際に聞かれる 「IDとパスワード」は、マニュアルに記載されています。
【YouTubeの動画】
光りが良く見えるように、部屋の中を暗くして撮影しています。
「あ い う え お」と、ドットマトリクスLEDが光る様子が分かります。
実際は、もっと綺麗に光っています。
VIDEO
YouTubeの動画(10秒)