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■電球のように最初パラパラするLED
@最近(2014年12月現在)の電子工作は、マイコンを使い、電子回路を制御するのが一般的です。
A一昔前は、トランジスタやコンデンサ、抵抗、ロジックICを使い、制御回路を作っていました。
B本キットは昔に戻り、マイコンを使わず、アナログ回路とデジタル回路を使い、制御回路を作ります。
C作るのは、電球のスイッチを入れた直後の動きです。
D最初はフィラメントが温まるまでパラパラして光り、温まった後、光りっぱなしになる動きを再現しました。
E古き良き時代の、電子工作を楽しんで下さい。
F学校で習う、アナログ回路とデジタル回路は、実際どのようにして使うのか、知りたい方に最適な教材です。
Gガンダムはついていません。

¥1,980(税込)
DEN-L-081
全長 W54mm×D84mm×H35mm
(テイシン TB-2ケース)
【電子キット製】
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回路図を見ながら、ユニバーサル基板でハンダ付けします。
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デジタル回路のロジックICは、TC74HC00APの、ナンドゲートです。 |
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電源は、単4乾電池 4本 6Vです。
乾電池は、別途ご用意下さい。 |
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アナログ回路は、コンデンサと抵抗を使った、典型的なアナログ回路です。 |
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緑色LEDは、制作途中に動作確認するためのもので、出来上がると、うっすらとしか光りません。 |
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デジタル回路(ロッジクIC)とアナログ回路で構成されています。
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【本キットについて】
デジタル回路で習う、NANDゲートのIC(TC74HC00AP)を使った回路で、赤色のLEDを光らせます。
赤色LEDの光りかたは、最初点滅し、その後、点灯するようにしました。
デジタル回路とアナログ回路を使い、時系列でこのような光り方をさせています。
通常このように、時系列で光らせるには、PICマイコンのようなプログラマブルICを使うと、部品点数も少なく、とても簡単に実現できます。
現在(2014年12月現在)では、本キットのように、デジタルICを駆使し、制御回路を作る事は一般的ではありません。
学校のような教育機関で、制御するしくみを学ぶのに、習うくらいと思われます。
でも、マイコンを使うには、プログラムと言う、大きな垣根があります。
趣味で電子工作を行ない、プログラムはちょっと という方にとっては、従来どおり、デジタルICを使い、工作すると良いと思います。
また、マイコンを使ったけど、ちょっとだけ外付けで機能を追加する場合など、いちいちマイコンにプログラムするのは、かなりの手間がかかるので、そのような場合にデジタルICをご利用されると良いと思います。
【本キットの動き】
緑色LEDと赤色LEDの2つがありますが、主役は赤色LEDです。
赤色LEDが、商品名のようにパラパラと光り、その後点灯します。
緑色LEDの役目は、回路を作っていく際、デジタル回路の部分だけ作り終えた際、点滅するかどうか確認するためのものです。
出来上がると、緑色LEDも一緒に点滅はしますが、光りぐあいは右の写真のように、暗いです。 |
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赤色LEDが最初パラパラ点灯し、その後点灯し続けます。
【開発秘話】

実はこの回路、アミューズメント屋さんから手に入れたガンダムの目を、パラパラ光らせてみたくて、一品物として作った回路です。
マイコンで作ったほうが簡単なのですが、なんとなくデジタル回路とアナログ回路で組立てて見たかったため、マイコンを使わずに作りました。
パラパラする表現は、ガンダムが起動した際、まだフィラメントが温まっていない様子を表現したかったためです。
なかなか良い感じでパラパラしたと思います。
このガンダムですが、側面も光ります。
ただ、側面もパラパラすると、くどい表現になったので、素直にスイッチONとともに、光るようにしています。
もしも同じようなものを作ろうとする際は、すでに取り付けられている基板に、抵抗や配線材を取付、LEDの順方向電圧と順方向電流に気をつけて配線する必要があります。
本キットから配線を引き出す際は、赤色LEDを、ガンダムのLEDにつながるように、配線して下さい。
ちなみに、ガンダムの基板は、プラスコモンで、マイナスを導通させることにより、LEDが光る演出をしていました。

目、メインカメラ、バルカン、など 最初点滅し、最後に点灯します。

消灯したところ。

裏面に、本キットを取り付けたところ。

側面は、点灯しっぱなしです。
【YouTubeの動画】
最初パラパラ光り、その後点灯しているのが分かります。
ガンダムも同様に光ります。
スイッチを切り、すぐにONすると、コンデンサの放電が間に合わず、点滅時間が短くなります。
YouTubeの動画(21秒)
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