調光器を作ろう！

■調光器（トライアック）

①昔からある回路の1つ、調光器です。

②パワーエレクトロニクスでは、とても有名な回路です。

③100Ｗの電球を取り付けると、段々明るくしたり、暗くしたりする事ができます。

④電球ばかりでなく、電動ドリルなども、調節出来るようになります。

⑤最近の家電製品は、複雑になってきているので、上手く調光できないものをあります（蛍光灯はできません）。

⑥ＡＣ100Ｖを取り扱うので、素子もトライアック（双方向サイリスタ）やダイアック（トリガーダイオード）といった、大電流に強い素子を使います。

⑦パワーエレクトロニクスでは、登竜門のような回路のため、家電を制御したい方は、ぜひマスターして欲しい回路です。

⑧部品定数の決め方など、詳細なマニュアル付き！

⑨ＡＣ100Ｖを取り扱うので、感電には十分注意して下さい。

⑩ケースに、穴開け加工（φ3mm、φ6 .5mm、φ8mm、φ9.5mm、φ14mm、φ45mm、四角の穴12×22mm）をする必要があります。

￥6,320（税込）
DEN-L-073
全長　W90mm×D110mm×H60mm
（タカチ電機工業　CU-12Nケース）
【電子キット製】

・	回路図を見ながら、ラグ板と空中配線で配線します。そのため、工作技量が必要です。
・	ケースに、穴開け加工（φ3mm、φ6 .5mm、φ8mm、φ9.5mm、φ14mm、φ45mm、四角の穴12×22mm）をする必要があります。
・	電源は、家庭用ＡＣ１００Ｖ電源です。
・	調光しやすい、大きなつまみです。
・	電球、電動ドリルでは動作確認済みです。ＬＥＤ電球では、パラパラ光る調光です。また、完全に消灯しません。
・	トライアックとケースの間に塗る、放熱グリスは、別途、ご用意下さい。

調光器
ダイヤルを回すだけのシンプル操作。

【本キットについて】

↑サイリスタ（※本キットには入っていません。）

サイリスタは、大電流を取り扱うのが得意な半導体です。

そのため、家庭用ＡＣ100Ｖを取り扱う、パワーエレクトロニクスの世界では、サイリスタは今でも現役です。

このサイリスタを、双方向でも使えるようにしたのが本キットで使うトライアックで、双方向サイリスタとも呼ばれています。

本キットの調光器は、「位相制御回路」、「ヒステリシス低減回路」、「ＣＲアブソーバ回路」で構成されています。

位相制御回路だけでも調光する事はできるのですが、スムーズな調光をしてくれないので、「ヒステリシス低減回路」と呼ばれる回路を取り付け、改善しています。

この「ヒステリシス低減回路」は、ダイオード２本と抵抗１本を利用した、シンプルな回路なので、理解することも簡単です。

「ＣＲアブソーバ回路」は、トライアックを保護するために取り付けている回路で、抵抗、コンデンサ、バリスタから構成されています。

位相制御など、細かい回路のしくみについては、付属の説明書に記載しましたので、じっくり読んで下さいね。


前面は、スイッチ、ネオンランプ、つまみとシンプル。		スイッチは、下側がＯＦＦが一般的です。


電源コードの抜け防止は写真のように固定します。		ケース側面は、M３トラスネジとワッシャーを取り付けます。 ※ワッシャーは塗装面保護のため


コンセントの四角い穴開けはハンドニプラを使うと簡単です。		スイッチをＯＮすると、ネオンランプが点灯します。

【組立について】

内部は、ラグ板と空中配線で、結線して下さい。

配線が多いの、電線コードでぐちゃぐちゃにならないように、気をつけて下さい。
　


配線が多いです。		前面から見た様子。


トライアックは電線コードとハンダ後、熱収縮チューブで端子を絶縁します。		トライアックの端子を曲げて、ケースに固定します。絶対に、３つの端子をケースに触れてはいけません！！


ヒューズは、ヒューズホルダーの中へ、入れます。		つまみは、側面にネジがあるので、軸にきつくしめて下さい。

【実験してみました！】

本キットの負荷に、ＬＥＤの電球を取り付け、各素子の電圧を測定してみました。

暗くするとＬＥＤ電球がパラパラして光るため、電圧も上下に振れるために、正確な値ではありませんが、おおよそ次のような結果になりました。

ＬＥＤ電球が光っている時		ＬＥＤ電球が消灯している時

ＬＥＤ電球がＡＣ８５Ｖ使い、本キットの回路はＡＣ15Ｖ使う。		ＬＥＤ電球がＡＣ30Ｖ使い、本キットの回路はＡＣ70Ｖ使う。

【YouTubeの動画】

つまみを回転させることにより、電球の明かりを調節できます。
（キットには、電球はついていません。）

YouTubeの動画（２５秒）

本キットはＡＣ１００Ｖを、取り扱います。
感電には十分注意して下さい。
本キットの故障またはその使用上生じた
直接または間接の損害につきましては、
一切責任を負いませんので、
十分注意して作成して下さい。

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