光で動くメカマンモス

 
光で動くメカマンモス

光で動くメカマンモス

■光で動くメカマンモス

@タミヤのメカマンモスは、首を振りながら歩くキットです。このキットを、通常は静止、光を当てると、一定時間発光ダイオードを発光させながら歩く、メカマンモスへ改造します。

A時間制御はタイマICで有名な555タイマIC(以下555)を、光センサーは定番のCDSセルを、モータ制御にはリレーを使います。

Bメカマンモスの制御にマイコンICは使いませんので、プログラミングする必要がなく、回路の理解が簡単です。

C歩く時間の設定は、半固定ボリュームを回転させるアナログ調整です。

D工作は、メカマンモスに、穴をあけたり切ったりする機械加工は行なわず、回路作りと配線だけなので、簡単です。

E光りと時間制御の教材として、最適です。

難易度3

¥4,120(税込)

DEN-D-008

 
電子工作マガジン
電子工作マガジンに執筆しました!


電子工作マガジン 2013年 春号 (電波新聞社)の、
「光で動くメカマンモスの制作」P28〜P39の記事は、本キットです。
書籍と合わせて、ご覧下さいね。

アマゾンからのご購入はこちらです。

光を当てる動き出します。動く時間は、半固定ボリュームで調節します。

電源は、動力部は単3乾電池1本 1.5V。制御回路は単4乾電池3本 4.5Vです。
電池はキットに付属していないので、別途お買い求め下さい。

電子回路は、ユニバーサル基板です。

光で動くメカマンモス
光と時間を制御します。
 

【メカマンモスについて】

タミヤのメカマンモスは、スイッチを入れると、首を前後に振りながら、前進するキットです。

歩くしくみは、リンクロッドとクランクアームを使った、4節リンク機構を使っています。

首の前後は、リンクロッドの直線運動を利用しています。

4つ足歩行ではオーソドックな歩き方なので、作った事がない人は、ぜひチャレンジしてみて下さい。
 

 

タミヤのメカマンモス4節リンクの足

4節リンクの足
 
 

【電子回路について】


電子キットでは発売されている、「555タイマー(単安定マルチバイブレーターDEN-L-015)」に、光りセンサーとリレーを取り付けた電子回路が、メカマンモスの中核です。

555タイマIC以外には、メカマンモスには、モーターがついているので、ノイズが多く、そのノイズ対策のために、コンデンサなどの、外付け部品を多くとりつけています。

 
     
メカマンモスに載せるので、
コンパクト化を図っています。
 
スペーサーはこのようにして
使います。
     
電池ボックスは、
お腹にセロテープで固定します。
背中に基板をおきます。
固定しなくても、しっかりのっています。



【光りセンサについて】

鼻の部分に、CDSセルである光りセンサーをとりつけます。

このセンサーの取り付け位置が曲者で、上手く取り付けないと、上手く光りに反応して動いてくれません。

ロボットコンテストでもそうですが、このセンサの調節が1つの大きなハードルになっていて、会場と研究室では全く光りの質が違うので、この調整で泣くことが多々あります。

センサーと言うと、完璧に動くようなイメージがありますが、理論どおりに上手く動かないことがほとんどです。

このメカマンモスも、センサ調整に時間がかかると思います。

ぜひ、センサの調整の難しさを体験してみてください。

この黒い紙で光りの量を調節します。
鼻に取り付ける位置も、とても重要です。



【動かし方】

鼻の部分の光りセンサーに、光りを照射します。

すると、一定時間歩いて、止まります。

歩く時間は、半固定ボリュームで調整します。

鼻の部分に光りを照射します。
歩く時間を調節する半固定ボリューム。
水色の部品です。



【あそび方】

時間と光の感覚を養えるように、次のゲームを考案しました。

@コマ取りゲーム(時間で誘導)



紙に草原を書いたゲーム板を用意し、その上に、お肉・草・岩を書いたコマをおきます。

タイマの時間を変え、メカマンモスが歩く距離をセッティングします。

ゲーム板を歩かせ、止まった場所のコマが取れ、得点を競います。

例えば、お肉は10点、草は5点、池の上で止まると−10点などです。

タイマの時間調整がゲーム勝因のポイントです。


Aリレーゲーム(光で誘導)

光源を使わず、室内の光だけでメカマンモスを動かします。

コースの途中に、影の部分(トンネルなど)を作り、影の部分で止まったら、懐中電灯で誘導します。

懐中電灯は3回まで使ってよいなど、制約をもうけると面白いです。

少しの光でも反応し、タイマ回路を長くする事が勝因のポイントです。


【オマケ】

お腹の単4乾電池ボックスは、セロテープで取り付けていますが、もっとスマートに取り付けたい場合は、金具の利用があります。

お腹の波の部分に、直径3mmの穴をあけて、ボルトで固定します。


お腹に金具をつけたメカマンモス

タミヤのユニバーサル金具を
使っています。
このようにしてボディーに3mm
の穴を空けてボルトで固定します。



【YouTubeの動画】

YouTubeの動画(22秒)

 

 

 
 

 
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